本書では、「競馬において記憶すべきこと」を書き連ねた。馬の名前を覚えるでもなく、騎手の名前を覚えるでもない。一見すると、難しく感じてしまうかも知れない。 だが、いずれもそれは「競馬をする上で記憶すべきこと」である。競馬新聞の情報とはまた違った情報…本書では、今この時点でしか使えないような「鮮度」の高い知識ではなく、5年、10年、20年と長いスパンで使える知識を詰め込んだ。一過性の知識など、受験勉強のようなものですぐに忘れてしまうし、長い目で見て役に立つ可能性が低いからである。 今後、競馬と付き合っていく上で身につけておきたい「本当の」競馬の知識。これは、競馬という記憶のスポーツの勝敗を決する上で、役に立つことだろう。(まえがきより抜粋)
田原 基成 著 四六版 ソフトカバー