「民主党もダメだし、自民党もイヤだ」というのが、多くの国民が立たされている微妙な立ち位置と本音であろう。いったいこの閉塞感、虚脱感はどこからくるのか? じつは、その症状こそ<メディア症候群>である。げんに、朝日やNHKが<異常>なのはもはや周知の事実であっても、日々垂れ流しつづける洪水のような偏向報道に私たちはすっかり慣れてしまって、麻痺していることには意外と無意識なのである。本書は単なる個々の偏向報道に対する告発ではなく、一見バラバラな報道の点と点を結び、一望することにより、日本国内を張り巡らせている<属国システム>の構造を一挙に解き明かす、<メディア症候群>劇薬の書
西村幸祐/著 46版/350頁